2008-11-08
日本周遊紀行(21)浜松 「遠州浜松」
楽器と自動車産業の活気ある町・「浜松」・・、
R150はバイパスの「遠州大橋」を指していた。海岸に迫る「あばれ天竜」の有料大橋(100円)を渡ると、間もなく天下の国道1号線に合流する、この辺り浜松の高層ビルが覗える。
浜松市は2005年7月1日に平成の大合併による県西部の11市町村を編入合併したことで、人口、面積とも静岡市を上まわり県内最大となっている。国内の市としても高山市に次いで2番目に広い広域自治体で、2007年4月には政令指定都市移行をめざしているという。
面白いことに、浜松市民の中には静岡県の県庁所在地である静岡市に対してのライバル心が多く見られるという。産業面では常に優位に立ち、合併によって人口、面積とも上まわり、更にその意識は強くなっていると・・?。
また、「名古屋の衛星都市」として見られるのも嫌うというが、豊橋市とは「相愛関係」にあるという。豊橋である東三河が、風土から政治色まで浜松・遠州地域と似ている部分が少なくないためであるとか・・。
浜松には「浜松まつり」という、勇壮な大イベントがある。
毎年5月3日から三日間にわたって開催される凧揚大会で、G・W期間では全国有数の人出で賑わう人気の祭りだ。主に町単位で参加し、男子誕生による端午の節句にちなんだ初凧と、町同士が凧糸の切り合いを行う凧合戦の二つからなっている。
古来、浜松城下の各種職人町同士の対抗意識から自然発生的に生まれた祭りであったらしく、特に糸きり凧揚げ合戦は通称「喧嘩凧」といわれ、人々の意識を高揚させ、競争意識、対抗意識を助長しているともいわれる。室町期より存在したといわれる永く伝統ある浜松祭りは、浜松人独特の気風を醸成していったのかも知れない。
「浜松市」(主に旧)は工業都市として有名であり、製造品出荷額は約2兆円を超えるという。浜松の工業の大半は小規模工場であるが、楽器、自動車・オートバイに関連する大企業は世界的にも著名であるのは周知である。特に、「日本の楽都」と呼ばれる程、楽器産業が盛んな都市で、特にピアノは全国シェアの100%を占める独占産業である。
旧浜松市内にはマハや河合楽器製作所、ローランドの本社がある。ヤマハは、山葉寅楠(やまは とらくす:和歌山市出身、山葉家は紀州藩士の家柄である)がオルガンを製作したことから始まったという。楽器工業の他には、半導体・スポーツ用品・自動車部品メーカーで、本業の楽器以外に様々な分野で事業展開している総合企業、グローバルメーカーである。御存じ、オートバイは子会社「ヤマハ発動機」として独立している。
河合楽器は日本の楽器メーカーとして世界第2位のシェアを占める。ヤマハに勤務していた河合小市が独立し、河合楽器研究所を設立したのに始まる。ピアノを中心とした楽器製造・販売のほか、近年はカワイ精密金属等(長野県)でピアノの部品素材のノウハウを生かした半導体素材の生産も行っている。あの連合赤軍あさま山荘事件(1972年2月19日に始まる、軽井沢にある河合楽器の保養所「浅間山荘」において連合赤軍が起こした事件である)として、当時、連合赤軍に占拠された軽井沢の浅間山荘を所有していたのは、河合楽器であった。
この二大メーカーが、1960年代の高度経済成長とともに浜松の楽器産業は飛躍的に発展し、世界的な楽器の生産地となっている。
又、輸送機器 では、本田技研工業・創業の地で、現在もオートバイ(中型・大型二輪車)の主要工場がある。また、スズキの本社工場もあり、浜松のヤマハ(厳密には隣の磐田市)、スズキ、ホンダの三社が、日本はおろか世界のオートバイ産業をリードしているといっても過言ではない。現在の浜松のオートバイ産業は、全国の60%以上を占めている。更に軽自動車は50年前(1955年)に日本で初めて浜松地域で製造されて以来、全国の30%以上を生産され、小型四輪自動車も、浜松は全国有数の生産地域となっている。
浜松は江戸時代から綿織物の産地として栄え、明治時代には現在の「笠井」を中心として綿織物の大生産地となっていた。これらの産業基盤が、現在の機械産業の基礎と成っているとも云われる。自動車メーカーのスズキは、大正期・鈴木式織機株式会社(創業者・鈴木道雄氏)として設立 し発足している。
浜松の「鈴木氏」・・、
ところで、先日、偶々(たまたま)テレビを見ていて、日本の姓名・苗字に関することを放送していた。
苗字の数の多いビッグ3は佐藤、鈴木、高橋と言われるが鈴木という姓は、小生の周辺にも知人、親戚は居るが、ここ静岡、中でも浜松が圧倒的に多いという。 先ず、電話帳を調べて浜松市のページを開くと鈴木姓が記載されているのは33ページ、「佐藤」、「高橋」が3ページ半とその多さは群を抜く。
或る篤志研究家により静岡県の「鈴木姓」の状況を調べたところ・・、県内世帯の記載件数はの3・7%にあたる4万7242件、世帯数で4倍強の東京都を抑え、47都道府県中、堂々のトップで、単純計算では全国の鈴木家の11・9%が静岡在住ということになるという。
又、静岡でも特に鈴木氏が多そうな浜松市西部の篠原地区で、或る幼稚園では「園児325人中64人が鈴木姓。年中組の一つの組では母29人のうち11人が鈴木です」と言う・・、小学校でもこの傾向は変わらないという。
次にあるお寺を訪ねたところ境内には「鈴木家之墓」が林立し、御堂に安置された位牌も「鈴木」ばかりが目につく。若い住職さんは「墓の地図を作ったのですが、鈴木さんの墓は多すぎて、檀家(だんか)さんに聞かれても場所を即答できません」と苦笑そていたという。問えば約200人の檀家のうち8割が鈴木姓、同姓同名の鈴木さんが亡くなったのを勘違いし、元気な方の家にお悔やみに訪れたという笑える・・?話も結構あるという・・。
鈴木姓は古来熊野信仰と関係が深いといわれ、熊野地方は平安期の頃より「熊野三党」(鈴木、榎本、宇井)が支配していたといわれる。全国に3000を超す熊野神社は、鈴木一族が神官となって広めたともいわれる。明治になって姓を付ける時、身近にいる由緒ある存在として鈴木姓を名乗った人が多かったのでは・・といい熊野神社が多い静岡や愛知、神奈川、福島などに鈴木姓が多いと分析している。
鈴木姓の都県別ビック3は静岡が47242、東京が43303、愛知が39991(1999年、名字図鑑)であり、人口の比率からすると静岡が断然多いのである。
国道1号(浜名バイパス)を行く、本来有料道路であったが、本年早々に無料化された。ほとんど海上にある浜名大橋、浜名湖が遠州灘に通じる開口部をひと跨ぎするこの橋は、トコンクリート橋としては国内最大級を誇る優美な橋といわれ。特に、ここからの眺めは最高である。左に太平洋・遠州灘が視界いっぱいに広がる、右に弁天島島越に浜名湖が光る。あまりに広大な景観に思わず車のスピードが緩む、しかし運転しながら眺めるのは危険だ・・!!。
浜名大橋の下、浜名湖と太平洋が繋がっているところを「今切口」と云うそうで、室町期の大地震と翌年の暴風雨により陸地が切れて外海とつながったと言われている。江戸時代には渡船が通い、今切の渡し又は荒井の渡しと関所があって「新居に関」と称していた。
R42へ出て、あとは渥美半島を一気に「伊良湖岬」へ向かう。
次回は、渥美の伊良湖へ・・・、
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【閑話休題】
「旅館、公共の宿・J-Yado」
小生などとっくに過ぎてしまったが・・、今、団塊の時代と言われて久しい。
60歳の定年期を迎えて第2の人生を歩もうとする時、これほど最大のキッカケはないのである。 例えば旅のことである。
「旅はカンフル剤」」といったのは著名な作家・五木寛之であるが、旅というのは日常空間から、日常住み慣れた地域から先ず飛び出す事から始まる。或いはヒョットすると、旅の中で第二の人生を発見出来るかもしれないのである。
「たび(旅)」の語源は不定であるが、その意味上の共通性やアクセントの面から、「とぶ(飛)」との関係や、度数を表わす「たび(度)」が「たび(旅)」が転じたものともいう。 英語でいう「トラベル」とは旅行のことで、普通にはツアー会社の旅行を想像するが、トラベルという英語の語源は「トラベイユ」(労苦、苦労の意味)、フランス語の語源「トラベラー」(拷問の意味)に近い状態であるという。 ラテン語の語源では、なんと「拷問、拷問のための責め具、拷問台」という意味もあるという。 それを受けて「つらいこと」や「苦しみ」という意に派生し、現在では「旅」という意味を持つに至っているという。 尤もで、一昔は「旅」というのは自分の脚で歩いて移動したものであって、そこには多大な苦労や苦痛があった筈である。然るに、語源の「トラベイユ」というのは納得なのである。
又、「可愛い子には旅をさせよ」という諺を例にとってみても、旅というものに対する前途多難さや、若者もしくは学を志す者たちのとって「旅」とは何らかの苦行から切り離せない意味合いが含まれているということも感じ取れる。 旅が、我々に楽しみや喜びだけを付与する存在であるとは言い切ることはできないのである。
さて、元々、若い頃より旅が好きで、今まで日本中をランダムに駆けずり回っていたが、熟年になった今日、念願かなって2006年に「日本一周の旅」を終え、現在、盛んに「日本周遊紀行」と題して回想しながらの執筆し、そしてブログに投稿中であります。
ところで、小生であるorimasa2005は、自称・旅行者と称してますが、あくまでも趣味の範囲ですが・・!。
過去に、北海道ツアーや九州へ伺った時、札幌・ススキノや熊本城下のドーミーインの癒しの湯宿・ホテル に厄介になったけど、ナカナカ良かったですよ・・!。ここのホテルの特徴は、ビジネスホテルでありながら観光ホテル並みに、大浴場や天然温泉が在ることですね。 特に、地方から東京へ出られる人は、ど真中の 「ドーミーイン東京八丁堀」 はお勧めですね、天然温泉の亀島川温泉というのが付いているよ・・!!
それでも年に数回は、高級旅館でユッタリ、ノンビリの和風の宿も いいですよね、夫婦で憧れの旅館で 何てね・・。 それでも、毎度まいど各地を訪ねる時は、やはり庶民感覚の大衆旅館や公共の宿 が普通でしょう。 それにしても今、「かんぽの宿」の売却で問題になってますね・・、合理化云々で公共の宿がどんどん減らされてゆく現状・・!、我々にとっては残念でなりませんよね・・!!。
それでも、普通の好みの旅行に出かけるには格安のツアー旅行 が一般的で多いですかね、こんな時は便利に利用しているのが近畿日本ツーリスト ですね・・、小生は、北海道、沖縄そしてスキーツアーや目的別のツアー等に多く利用してますよ・・!。 勿論、海外へチョット遠くへ出かけるには飛行機で一っ飛びは常道で、早目に予約すると相当割引になるのが嬉しいね、格安航空券のイーツアー は、つい最近ハワイへ行くのに利用しましたよ、勿論、通常のパックツアーやホテル込みの海外ツアーには時折利用してますkwどね・・。
それでも年がら年中、旅ってばかりではなく、家にいる時はノンビリ昔懐かしのTVで、フランスのワインボルドーなどを傾けながら、大迫力の広い画面で・・!ひかりTVでNHK番組 や NHKオンデマンド 、で楽しんでます。 特に、世界遺産や旅、温泉番組はいいよね・・!。
尤も、旅行以外は出不精の小生、若い頃より読書は趣味の一つで、特に好きなものは時代小説はいいですね・・!、今も、パソコンの合間に読んでます。ただ、付近に本屋が無いので、たまにはこちらビーケーワン に注文してます。 そして、昼時など、時には宅配の「吉野家の味」 を家で味わってますよ、拙宅のお年寄りも「美味いもんだね」と喜こんでいます。
それでは引続き、「日本周遊紀行」お楽しみに・・。
尚、この度、【日本周遊紀行「東日本編」】と題して、「自主本」を出版の運びと成りました。
更に、日本周遊紀行「特別編」(世界遺産関係)を近々出版する予定です。 詳細は後ほど・・・。
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